Friday, March 17, 2017 11:12 AM

極右の存在「無視できず」 オランダ駐日大使

 オランダのヤコビ駐日大使は17日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、15日のオランダ下院選で極右、自由党(PVV)がルッテ首相の与党に次いで第2党になったことについて「国民の意見として結果を真剣に受け止めなければならず、(PVVの存在を)もはや無視できない」と危機感を示した。

 ヤコビ氏は選挙結果の背景には国民の政治への不満や不安があると指摘し、オランダ政府は不満解消に向け「しっかりと対処していく必要がある」と強調した。

 会見にはドイツのウェルテルン、フランスのダナ両駐日大使も出席し、欧州でポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭が懸念される現状について語った。(共同)