Friday, March 17, 2017 11:13 AM

日米財務相が為替協議 初会談、経済対話へ調整

 麻生太郎財務相は17日、訪問先のドイツ南西部バーデンバーデンで、ムニューシン米財務長官と初めて会談した。為替政策を巡って認識を擦り合わせ、トランプ米政権による一方的な対日圧力を回避できるかが焦点。日米両政府が4月にも始めるハイレベル経済対話についても協議し、議題の調整を加速させる。

 会談は17日(日本時間18日未明)開幕の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に先立って設定した。

 トランプ大統領は円安ドル高を米国の貿易赤字の一因と捉え、日本の政策を「円安誘導」と問題視する構えを見せている。日本側は今回の会談で、為替相場安定の重要性や通貨安競争の回避といった基本的な考え方を共有し、今後の協調関係につなげたい考えだ。(共同)