Friday, March 17, 2017 5:45 PM

難民・移民の死亡27%増 16年、地中海で遭難相次ぐ

 国際移住機関(IOM)は17日、2016年に遭難などで死亡・行方不明になった難民・移民は7763人で、前年比27%増だったと発表した。地中海で移民船の遭難が相次いだことが主な要因。

 今年も3月16日までに973人が死亡・不明となっている。16年同期の1181人よりは少ないものの、IOMは「地中海で前年同期を上回る525人が死亡・不明となるなど引き続き高いペースだ」としている。

 16年の地域別では地中海での死亡・不明が最も多く、前年比35%増の5098人。80%以上に当たる4218人が溺死だが、船の火災や食料不足などでも計148人が亡くなったとしている。(共同)