Monday, March 20, 2017 5:49 PM

「盗聴」の主張撤回せず ホワイトハウス

 スパイサー大統領報道官は20日の記者会見で、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が、昨年の大統領選中にオバマ前大統領に盗聴されたとするトランプ大統領の主張を否定したことを受けて「何も変わらない」と述べ、主張を撤回する意向がないことを強調した。

 コミー氏は20日の議会公聴会で「FBIにも司法省にも(盗聴を裏付ける)情報はない」と明確に否定。オバマ氏への謝罪を求める声も強まる中、トランプ氏は苦しい立場に追い込まれている。

 ホワイトハウスは英国の情報機関が盗聴に関与したとの未確認報道にも言及していたが、公聴会で国家安全保障局(NSA)のロジャーズ長官は「ばかげている」と一蹴した。(共同)