Tuesday, March 21, 2017 10:40 AM

民主反対で対立激化 最高裁判事公聴会始まる

 トランプ大統領が最高裁判事に指名した保守派のゴーサッチ連邦高裁判事の指名承認公聴会が20日、上院司法委員会で始まった。ゴーサッチ氏は「憲法と法の忠実な奉仕者として全力を尽くす」と述べ、公平公正な立場を強調。早期承認を求める共和党に対し、野党民主党は反対の構えで対立が激しくなりそうだ。

 公聴会は数日間続き委員会、本会議での採決は来月3日以降となる見通し。

 9人の判事で構成する最高裁は、昨年に保守派のスカリア判事が急死したことで保守派とリベラル派が拮抗している。ゴーサッチ氏が承認されれば、銃規制や妊娠中絶など世論を二分する問題に司法判断を下す最高裁で、保守色が強まることになる。(共同)