Tuesday, March 21, 2017 1:12 PM

「核なき世界」見直しも トランプ政権高官

 米国家安全保障会議(NSC)で核不拡散などを担当するフォード上級部長は21日、トランプ政権が核政策の見直しを進める中で、オバマ前政権が掲げた「核兵器なき世界」の目標が「現実的かどうか」を検討すると述べた。

 ワシントンで開かれた核政策に関する国際会議で語った。トランプ政権が核廃絶の目標を実際に見直せば、核軍縮の機運が後退しかねないとして国際社会に不安が広がりそうだ。

 フォード氏は、トランプ政権はさまざまな政策について「例外なく見直しを進めている」と指摘。「結論がどうなるかを予測するには時期尚早だ」と述べた。(共同)