Tuesday, March 21, 2017 6:22 PM

NY株続落、237ドル安 トランプ氏勝利後で最大

 21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比237.85ドル安の2万0668.01ドルで取引を終えた。下げ幅は昨年9月半ば以来約半年ぶりの大きさで、11月の大統領選でトランプ氏が勝利して以降では最大だった。 ハイテク株主体のナスダック総合指数も107.70ポイント安の5793.83と急落した。

 医療保険制度改革(オバマケア)を改廃するための法案が、与党共和党議員の造反などにより可決するか流動的との見方が広がった。市場が期待する大規模減税やインフラ投資などの経済政策も遅れたり、実現しなかったりする可能性があると懸念が強まり、売りが加速した。

 米利上げペースが緩やかになるとの観測も引き続き材料視され、利上げで恩恵を受けるゴールドマン・サックスなど金融機関の株が売り込まれた。ダウ平均は一時250ドルを超える下げとなった。(共同)