Wednesday, March 22, 2017 10:35 AM

越被告に国籍偽り接近か 正男氏殺害で北朝鮮容疑者

 北朝鮮の金正男氏殺害事件の実行犯として殺人罪で起訴されたベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(28)が昨年10月、首都ハノイにある勤務先の飲食店の店長に「ボーイフレンドの韓国人と結婚するため韓国に行く。準備のためマレーシアにも行く」と話していたことが22日、分かった。店長が取材に明らかにした。

 被告が今年1月、手配された北朝鮮国籍のリ・ジェナム、リ・ジヒョンの両容疑者とハノイからカンボジア・プノンペンに同じ航空機で移動していたことも関係者の話で判明。北朝鮮国籍の容疑者が韓国人を装って被告に近づき、犯行に引き込んだ可能性がある。

 韓国の聯合ニュースによると、リ・ジヒョン容疑者の父は北朝鮮の元駐ベトナム大使で、同容疑者も2009年11月から1年3カ月間、ベトナムの北朝鮮大使館で勤務していたという。(共同)