Thursday, March 23, 2017 10:08 AM

トヨタ、NTTと提携へ 超高速通信で共同研究

 トヨタ自動車とNTTが、インターネットに接続してさまざまなサービスを提供する「コネクテッドカー(つながる車)」などの技術で提携することが23日、分かった。超高速通信が可能な第5世代の移動通信システム「5G」を活用した共同研究を実施する。

 ネット経由で集めた走行データなどは将来の自動運転技術にも応用できるため、自動車メーカーの開発競争や異業種連携が加速している。自動運転では自動車と信号機などのインフラや、自動車同士を通信でつなぎ、お互いの位置を把握して事故を防ぐ技術が必要で、通信の高速化が不可欠となる。

 トヨタは、車の通信機能を使って渋滞を回避したり、災害時に通行可能な道路を案内したりする仕組みを既に導入。2020年をめどに日米で販売する全ての乗用車に通信機能を搭載する目標を掲げ、KDDIと共同で通信ネットワークの整備に乗り出している。(共同)