Thursday, March 23, 2017 10:08 AM
改称重ねるアルカイダ系 シリア、延命目的か
国際テロ組織アルカイダの流れをくみ、シリアで活動するイスラム過激派組織「ヌスラ戦線」が改称を重ねている。アルカイダ系という「負のイメージ」を払拭し、米軍主導の有志国連合などの攻撃対象から外れることが狙いとみられる。外交筋やシリア軍高官は「組織の実態は変わっていない」と指摘する。
ヌスラ戦線は、過激派組織「イスラム国」(IS)の前身組織にいたジャウラニ指導者が率い、2011年にシリアで活動を開始。その後ISとは敵対し、アルカイダ指導者のザワヒリ容疑者に忠誠を誓った。
だが昨年7月、ジャウラニ指導者はアルカイダと決別し「シリア征服戦線」に改称すると発表。さらに今年1月末「ヌールディン・ザンキ運動」など4組織と合流して新組織「シリア解放機構」の設立を宣言した。(共同)
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