Friday, March 24, 2017 10:46 AM

全FTA見直しへ大統領令 米政権準備、ロイター報道

 ロイター通信は23日、トランプ政権が全ての自由貿易協定(FTA)を見直すための大統領令を準備していると報じた。米国が抱える巨額の貿易赤字を減らし、雇用増につなげるため、協定を米国の企業に有利な内容に修正することを目指す。トランプ大統領が来週にも大統領令に署名する可能性があるとしている。

 米通商代表部(USTR)によると、米国は北米自由貿易協定(NAFTA)の相手国であるカナダ、メキシコを含めて20カ国とFTAを結んでいる。日本は米国とFTAを締結していない。

 スパイサー大統領報道官は2月21日の記者会見で「全ての通商協定を見直し、米国の労働者にとって最善の内容にする」と表明していた。(共同)