Monday, March 27, 2017 11:24 AM

重要度増す日本酒輸出 国内市場縮小で

 海外での和食ブームを追い風に、日本酒(清酒)の2016年の輸出額は155億円と7年連続で過去最高を更新し、好調を維持している。国内市場が大幅に縮小する中、海外への販路開拓は重要度を増している。

 清酒の国内出荷量は40年前の約3分の1の水準まで落ち込んでいる。日本人のお酒の好みがワインやウイスキーなどに分散したことや、若者のお酒離れが主な要因とされる。

 国内での苦戦をよそに、清酒は日本文化の認知度が高い諸外国での売り上げを伸ばしている。低カロリーで繊細な味わいの和食とともに人気を集めていることや、インターネットの普及により海外でも簡単に情報を入手できるようになったことが好調の理由だ。(共同)