Wednesday, March 29, 2017 11:01 AM

執務時間にもメディア罵倒 報道官も連日荒れ気味

 28日で就任68日目(Day68)となったトランプ大統領は、一時期おとなしくなっていたツイッター投稿が再び活発化している。執務時間中の午前11時26分にも「落ち目のニューヨーク・タイムズ紙は、誠実になれば良くなるのに!」と非難。政権運営が暗礁に乗り上げていることもあってか、他者に責任転嫁して罵倒する“悪癖”が全開だ。

 同紙はトランプ氏が最もやり玉に挙げる報道機関だが、トランプ氏は24日に医療保険制度改革(オバマケア)代替法案を撤回した直後、奇妙な行動に出た。カメラの前で話す前に、同紙とワシントン・ポスト紙の記者に自ら電話し、撤回は民主党が協力しなかったせいだと訴えた。「偽ニュース」と批判しつつも、実は最も気にしている。

 事実を都合よく解釈するのも相変わらずだ。28日朝には、自動車大手フォード・モーターが工場への大型投資を同日発表すると投稿。「自動車会社が米国に戻る」と自らの手柄であるかのように宣伝した。しかし米メディアによると、2015年に発表された計画の一環で既定路線の話だ。(共同)