Thursday, March 30, 2017 10:44 AM

問われる現状認識力 情報機関の報告も無駄に

 米大統領の一日は、情報機関による最新の内外情勢報告から始まることが多い。29日に就任69日目(Day69)を迎えたトランプ大統領も午前10時半、執務室で報告を受けた。だが、どれだけ現状を理解しているのか、疑わしい発言を繰り返すのがトランプ氏だ。

 世界中に展開する米軍の活動で目下最大の懸案は、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で米軍が主導する有志連合が17日にイラク北部モスルで行った空爆だ。

 多数の民間人が死亡した恐れがあり、ボーテル中央軍司令官も29日、議会の公聴会で「敵は『人間の盾』を利用することがある」としつつ、作戦が適切に遂行されたかを調査中と明らかにした。(共同)