Thursday, March 30, 2017 10:47 AM

米GDP、2.1%増 16年10〜12月期、上方修正

 米商務省が30日発表した2016年10〜12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値は年率換算で前期比2.1%増となり、改定値から0.2ポイント上方修正された。市場予想は2.0%増だった。

 GDPの約7割を占めるとされる個人消費が好調を維持した。米連邦準備制度理事会(FRB)は15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決定。今年は残り2度の利上げを予想している。10〜12月期のGDP成長率が市場予想にほぼ沿う形となり、FRBは17年1〜3月期以降の成長率を参考に金融政策を調整していくことになりそうだ。

 個人消費は3.5%増で、改定値から0.5ポイントの上方修正。非耐久財とサービスが上方修正された。輸出は4.5%減で、マイナス幅が拡大した。輸入は9.0%増。(共同)