Thursday, March 30, 2017 10:47 AM

米韓訓練に「壊滅的攻撃」 北朝鮮高官が記者会見

 北朝鮮の申紅哲外務次官は30日、平壌で記者会見し、米韓両軍が実施中の野外機動訓練「フォールイーグル」で北朝鮮の首脳部除去を狙った特殊作戦の訓練が行われていると非難し「事前警告なしにわが軍の壊滅的な攻撃が加えられるだろう」と威嚇した。

 申氏は「われわれは米国が望むいかなる戦争にも対応する意思と能力を備えている」と主張。「朝鮮半島で戦争が起きれば、その責任は特殊作戦手段を持ち込み、火ぶたを切った米国が負わねばならない」と述べた。

 平壌では28日にも外務省幹部が北朝鮮駐在の欧州連合(EU)加盟国の外交団を対象に説明会を開いたほか、北京など在外公館でも記者会見を開くなどし、米韓訓練に対する北朝鮮の立場を積極的にアピールしている。(共同)