Thursday, March 30, 2017 1:10 PM

改革は国民の期待下回る スー・チー氏、政権1年

 ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は自ら率いる政権が発足1年を迎えた30日、テレビ演説し、経済成長や国の改革が「国民の期待通りには進んでいない」と認めた。

 能力不足も指摘される閣僚について「必要なら入れ替えなければならない」と述べ、内閣改造も示唆した。一方、軍政時代と異なり「国民は政府を恐れる必要がなくなった」とし、汚職や公的支出の無駄も減ったと成果も強調した。

 この日、国内の主要な15の武装勢力のうち五つが政府との停戦協定に署名する意向を表明。スー・チー氏は「縁起の良いニュース」と述べ、和平プロセスの加速に期待を示した。実現すれば前政権下で署名した8勢力と合わせて13になる。(共同)