Thursday, March 30, 2017 5:46 PM

正男氏遺体、北京に到着 容疑者らも搭乗

 北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、遺体を乗せたとされるクアラルンプール発のマレーシア航空機が31日未明、北京に到着した。両国政府は遺体を「北朝鮮にいる家族」に引き渡すことで合意しており、遺体は北京から北朝鮮に運ばれるとみられる。

 マレーシアの中国語紙、中国報(電子版)は30日、遺体と、事件への関与が疑われる在マレーシア北朝鮮大使館のヒョン・グァンソン2等書記官と北朝鮮国営、高麗航空職員キム・ウクイル容疑者を乗せた同機が北京に向け出発したと伝えていた。

 北朝鮮外務省でアジア地域などを担当する崔希鉄外務次官など、マレーシアとの交渉を行ったとみられる北朝鮮政府代表団の姿も確認された。(共同)