Friday, March 31, 2017 10:49 AM

「トイレ法」を撤回 ノースカロライナ州

 出生時と同じ性別の公共トイレを使用するよう義務付けたノースカロライナ州の通称「トイレ法」が30日、州議会で撤回され、妥協策を盛り込んだ代替法案に知事が署名した。米メディアが伝えた。

 トイレ法は昨年3月の成立以来、心と体の性が異なるトランスジェンダーに対する差別との批判が噴出したが、保守派は「性犯罪者が女子トイレに侵入できる」などと反論するなど論争が続いた。

 同法を巡り、企業やスポーツ団体、ミュージシャンらがノースカロライナ州での活動を相次いでボイコットしていた。(共同)