Friday, March 31, 2017 1:12 PM

ハワイ路線の拡充を検討 全日空の平子新社長

 全日本空輸の平子裕志・新社長がインタビューに応じ、ハワイ路線の拡充を検討する方針を示した。海外旅行需要の取り込みを強化して収益の底上げを図る。国内線の便数は「極力減らさない方向でやっていきたい」と述べ、旅客数の減少にコスト削減で対応する考えを強調した。

 これまではビジネス需要が見込める路線を中心に事業を拡大してきたが、リゾート路線を充実すればビジネス利用でためたマイルが使いやすくなり、既存顧客の囲い込みにつながると判断した。

 ハワイでは現在就航しているオアフ島のホノルルを結ぶ路線に加えて「(ハワイ島やマウイ島など他の主要3島を含め)4島にアクセスできるネットワークづくりが必要だ」と語った。2019年春には欧州エアバスの超大型機「A380」3機のホノルル線導入を計画している。(共同)