Monday, April 03, 2017 11:01 AM

羽生V「達成感がある」 世界フィギュア一夜明け

 フィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を飾った22歳の羽生結弦(ANA)がフリーから一夜明けた2日、ヘルシンキで取材に応じ「ハイレベルな試合のフリーで逆転し、勝ち切れた達成感がすごくある」と喜びを語った。

 ショートプログラムで5位と出遅れ「自信喪失」だったというが、ファンやチームスタッフの支えで「うまく力に変わった」と感謝した。平昌冬季五輪で2連覇を狙う来季へ「(自分は)ノーミスを多発する選手ではない。弱いと思う部分がある。確信的なものをつかみたい」と精神面を課題に挙げた。

 「絶対王者」と称して憧れてきた2006年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が引退を表明したことに「彼に育ててもらったと言っても過言じゃない」と惜しみつつ「僕は僕」と新時代の象徴となる意欲をにじませた。(共同)