Tuesday, April 04, 2017 12:35 PM

始球式拒んだ野球好き 「ありがとう」のやじ

 トランプ大統領の就任から74日目(DAY74)となった3日、首都ワシントンでは大リーグの地元ナショナルズが本拠地で開幕戦を行った。米国の新大統領は、お膝元の開幕戦で始球式を行うのが慣例だが、トランプ氏は「スケジュールの都合」を理由に拒否した。

 トランプ氏は学生時代、野球チームの主将として活躍。「プロになりたかった」「ニューヨークで一番の選手だった」と公言、就任前には大リーグの始球式に何度も登場しており、拒絶は不自然と受け止められている。

 民主党の牙城であるワシントンは「トランプ嫌い」が多く、昨年11月の大統領選の得票率はわずか4.1%。ワシントン・ポスト紙は「登場すればブーイングとやじを受けただろう」と指摘、四面楚歌になる事態を避けたとの見方が強い。(共同)