Tuesday, April 04, 2017 5:47 PM

NY株反発、39ドル高 原油値上がりを好感

 4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、原油先物の値上がりを好感して3営業日ぶりに反発し、前日比39.03ドル高の2万0689.24ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は3.93ポイント高の5898.61だった。

 原油先物が約1カ月ぶりの高値をつけたことで、収益改善期待からシェブロンなど石油株が買われ、相場を押し上げた。米主要企業の1〜3月期決算発表シーズンを控え、業績改善を見込んだ買いも入った。

 一方、6日からの米中首脳会談を前に、積極的な売買を手控える雰囲気もあった。「トランプ大統領が会談で保護主義的な姿勢を示せば、投資家心理が冷え込む恐れがある」(米アナリスト)との声が上がっていた。(共同)