Tuesday, April 04, 2017 5:48 PM
リッチモンド連銀総裁が辞任 12年の情報漏洩問題で引責
米主要メディアは4日、リッチモンド連邦準備銀行のラッカー総裁が同日付で辞任すると報じた。2012年に起きた政策運営に関する情報漏洩で責任を取るとしている。2004年に就任したラッカー総裁は、インフレ抑制を重視する「タカ派」として知られる。今年1月には10月1日付で辞任すると発表していた。リッチモンド連銀の総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権は持たない。
辞任を受けて連銀は、マルニックス第1副総裁が職務を代行すると発表した。
ダウ・ジョーンズ通信によると、総裁は12年10月2日に米国の投資顧問会社メドレー・グローバル・アドバイザーのアナリストの取材を受けたが、その際の会話が連邦準備制度理事会(FRB)の将来の政策運営に関わる未公開情報の流出につながった可能性があるという。メドレーは4日公表のFOMC議事録に掲載されることになっていた情報を、顧客向け投資レポートで1日早く紹介していた。(共同)
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