Tuesday, April 04, 2017 5:48 PM

イスラム過激主義に傾倒か ロシア地下鉄テロ実行犯

 ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄テロで、インタファクス通信は4日、捜査筋の話として、ジャリロフ容疑者が今年2月に1カ月間キルギスを訪問した際にイスラム過激主義に傾倒したとの見方を伝えた。治安当局はこの時に過激派にリクルートされた可能性があるとみて、容疑者の交友関係などをさらに詳しく調べ、動機解明を目指すとみられる。

 捜査当局は4日、サンクトペテルブルクのジャリロフ容疑者の自宅を家宅捜索したが、爆発物に関連した証拠は見つからなかった。

 インタファクスによると、容疑者はキルギスから戻ると「口数が減ってふさぎがちになり、完全に別人になっていた」という。ロシア治安当局は容疑者の行動に注意していたが、テロ実行まで大きな問題は起こさなかった。(共同)