Wednesday, April 05, 2017 10:24 AM

経済協力の合意文書署名 中国フィンランド首脳会談

 フィンランド訪問中の中国の習近平国家主席は5日、首都ヘルシンキでフィンランドのニーニスト大統領と会談した。習氏の北欧訪問は国家主席就任後初めて。両国は環境技術や北極圏開発などの分野での経済協力に関する合意文書に署名した。

 フィンランドのメディアによると、同国に対して中国がパンダ2頭を貸与することが決まった。ニーニスト氏は声明で「両国が自由貿易を推進し、保護主義と闘うことで一致した」と表明。習氏は「未来志向で変化に対応した戦略的な関係を結ぶことで合意した」と強調した。

 習氏にとって、今年初めての欧州連合(EU)加盟国訪問。習氏は6日までフィンランドに滞在し、同日中に米南部フロリダ州に移った後、トランプ米大統領と初の首脳会談を行う。(共同)