Thursday, April 06, 2017 11:02 AM

電球事業の売却検討 エジソン創業のGE

 白熱電球を発明したトーマス・エジソン(1847〜1931)が創業した電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)が、電球など消費者向け照明事業の売却を検討していることが5日、明らかになった。ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)が報じた。関係者の話としている。

 GEは複数の投資銀行と協議しており、成立すれば売却額は5億ドル(約550億円)程度になる見通しだ。商業向けも含めた照明部門の昨年の売上高は約22億ドルで、GE全体の2%弱。売却しても業績への影響は限定的とみられる。

 GEは近年、「物言う株主」として知られる大株主の投資ファンドの圧力を受け、収益拡大に向けて事業の見直しを急いでいる。金融部門を大幅に縮小したほか、家電部門を中国家電大手の海爾(ハイアール)集団に売却した。(共同)