Thursday, April 06, 2017 11:05 AM

米コンビニ1100店取得 セブン&アイ、3000億円超

 流通大手セブン&アイ・ホールディングスは6日、米国の子会社を通じ、米スノコからコンビニ約1100店舗を買い取ると発表した。取得額は約3659億円。国内のコンビニの加盟店料は、人件費の高騰を受け1%減額する。業績が悪化していた国内のスーパー、百貨店はリストラを進め、収益の柱と期待するコンビニ事業では攻めの姿勢を打ち出す。

 セブン&アイの井阪隆一社長は東京都内で開いた決算発表会見で「米国のコンビニ市場は勢いがある」と話し、投資に見合う成果は「十分得られる」と述べた。

 またスノコの店舗網は子会社の重点地域である南部や東海岸と重なるため、商品の生産や配送の効率を上げる利点があると説明した。(共同)