Monday, April 10, 2017 10:47 AM

北朝鮮対応で中国高官訪韓 大統領選の各陣営接触も

 北朝鮮核問題を巡る6カ国協議議長を務める中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表が10日、韓国を訪れた。韓国外務省の金・朝鮮半島平和交渉本部長と同日、会談する。聯合ニュースによると、武氏は数日間滞在し、5月に行われる大統領選の各陣営関係者らと接触、北朝鮮を巡る中国側の立場を伝える見通し。

 武氏と金氏は会談で、中国の習近平国家主席とトランプ米大統領が6、7両日に行った首脳会談を踏まえ、北朝鮮情勢で意見交換。中国が反対する米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備についても話し合うとみられる。

 韓国大統領選の各陣営には、米国の6カ国協議首席代表を務める国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表も、3月の訪韓時に接触。次期政権の北朝鮮政策に米中両国とも関心を強めている。(共同)