Monday, April 10, 2017 1:37 PM

「無謀な侵略策動」と非難 米空母派遣で北朝鮮

 北朝鮮外務省の報道官は10日、米国が原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海に向かわせたことについて「わが国に対する米国の無謀な侵略策動が実践段階に入った」と非難し、米国が軍事行動を取れば「喜んで対応する」と述べた。朝鮮中央通信が伝えた。

 報道官は、トランプ政権が空母や戦略爆撃機などを朝鮮半島に相次いで派遣し北朝鮮に圧力を加えていることに対し「われわれは眉一つ動かさない」と強調。「今日の情勢は、われわれが核武力を中心とする自衛的国防力を強化してきたことがいかに正当だったかを改めて実証している」と核開発を正当化した。

 また「われわれに手を出す者には強硬に立ち向かい、強い力で自らを守る」と表明。米国の「横暴な行為」による破局的な結果の責任は、米国が全面的に負うことになると警告した。(共同)