Monday, April 10, 2017 6:23 PM

米、追加攻撃重ねて警告 「アサド政権で平和ない」

 スパイサー大統領報道官は10日の記者会見で、シリアのアサド政権が化学兵器を再び使えば、トランプ政権は追加攻撃する可能性があるとの立場を重ねて示した。「アサド大統領が権力を握っているシリアに平和と安定はない」と述べた。

 シリアを巡る米政権高官の発言に食い違いがみられる中、スパイサー氏は、対シリアの当面の目標は過激派組織「イスラム国」(IS)を壊滅させ、シリア国民が新しいリーダーを迎える環境を整えることだと語った。

 また、化学兵器の拡散は米国の国益に反しており、シリアを攻撃したことは米国益を優先する「米国第一」の方針と矛盾しないと強調した。(共同)