Monday, April 10, 2017 6:23 PM

米最高裁、保守派が優位に トランプ氏指名の判事就任

 トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名した保守派のニール・ゴーサッチ連邦高裁判事(49)の就任宣誓式が10日、ホワイトハウスで行われ、ゴーサッチ氏は正式に最高裁判事に就任した。

 「合衆国憲法の番人」と称され、国の方向性に大きな影響を与える最高裁に保守派判事を起用することはトランプ氏の重要公約の一つ。終身制の最高裁判事計9人は、ゴーサッチ氏就任により5対4で保守派優位となった。ゴーサッチ氏は一部イスラム圏からの入国を禁ずる大統領令に関する司法判断などに関わることになる。

 昨年、保守派判事が急死した後、オバマ前大統領が後任に指名した連邦高裁判事の承認審議を共和党が拒否し、判事ポストは約14カ月も空席となっていた。(共同)