Monday, April 10, 2017 6:25 PM

米国防長官、戦果強調 シリア空軍力「2割」打撃

 マティス国防長官は10日、シリア中部ホムス郊外のシャイラト空軍基地への攻撃について声明を発表し、燃料庫や弾薬庫、アサド政権軍が持つ航空機の「2割」を損壊して空軍力に打撃を与えたと戦果を強調した。

 「攻撃の効果は極めて低かった」(ロシア国防省)との見方への反論。マティス氏は「アサド政権が化学兵器で市民を虐殺するのを、米国は座視しないと示すためだった」とし、再び化学兵器を使うのは「賢明ではない」とけん制した。

 ロシア国営テレビは、シャイラト基地で航空機9機が破壊されたと伝えたが、米中央軍の報道担当者は10日の電話記者会見で、「少なくとも20機だ」と強調した。(共同)