Tuesday, April 11, 2017 10:30 AM
陸上のケンブリッジが米国遠征へ 日本人初の9秒台期待
陸上男子100メートルで日本人初の9秒台突入が期待されるケンブリッジ飛鳥(ナイキ)が11日、羽田空港から米国遠征に出発した。15日にフロリダ州で今季初戦に臨み、今月下旬まで3大会を転戦する予定。「9秒台は通過点ぐらいの気持ちでしかない」と世界を見据える23歳のスプリンターの新シーズンが幕を開ける。
昨季は飛躍の1年だった。5月に自己ベストの10秒10をマークし、6月の日本選手権を制した。リオデジャネイロ五輪では400メートルリレーのアンカーとして銀メダルを獲得。100メートルは準決勝に進んだ。12月に所属企業を退社し「プロ」転向を表明。支援を受ける企業も決まり「結果を出さないといけない気持ちは強くなった」と表情を引き締める。
ライバルに刺激を受けている。桐生祥秀(東洋大)と山県亮太(セイコーホールディングス)は、今季初戦でそれぞれ10秒04、10秒06をマーク。3月下旬の合宿では課題としているスタートの練習を山県と一緒に行い、助言を求めた。改善しつつあるものの「まだまだむらがあるので精度を上げたい」と貪欲に上を目指す。(共同)
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