Tuesday, April 11, 2017 10:31 AM

「米攻撃基地に化学兵器」 シリア空軍元大佐が証言

 シリアのアサド政権軍から2012年に離反した元空軍大佐のアディーブ・エレウィ氏(54)は11日までに、米国がミサイル攻撃を行ったシリア中部ホムス郊外のシャイラト空軍基地には「化学兵器が保管されていた」と証言した。隣国トルコ南部レイハンルで共同通信の取材に語った。

 基地には政権の後ろ盾のロシアやイランの作戦司令室もあると話し、政権の重要施設と指摘。米国の攻撃による損害は少ないとの見方も示した。

 エレウィ氏は離反前から軍によるサリンや塩素ガス弾などの製造、保管を知っていたと証言。製造場所として北部アレッポや首都ダマスカス、ホムス近郊などを挙げた。(共同)