Tuesday, April 11, 2017 10:32 AM

米に対抗、核開発強調か 北朝鮮で最高人民会議

 北朝鮮の国会に当たる最高人民会議が11日、首都平壌で開かれたもようだ。トランプ政権が原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海に向かわせて北朝鮮への圧力を強める中、法改正などを通じ、米国に対抗して核開発を続ける姿勢を強調する可能性がある。

 11日は金正恩朝鮮労働党委員長が党の最高職位だった第1書記に就任し、名実ともに最高指導者となってから5年の節目に当たる。党機関紙、労働新聞は11日の社説で、核実験やロケットエンジン燃焼実験を金氏の「驚異的な成果」として称賛し「金正恩同志の周りに固く団結しよう」と忠誠を呼び掛けた。

 最高人民会議の開催は昨年6月以来で、金正恩体制下では8回目。金氏は2014年と15年の2回を除いて全て出席しており、今回も出席するかどうかが注目される。(共同)