Wednesday, April 12, 2017 11:11 AM

資産トップの閣僚に批判 余分な警備に無駄遣い?

 トランプ大統領は就任82日目(DAY82)の11日、デボス教育長官(59)らと企業関係者との会合に出席した。夫が無店舗販売大手アムウェイ御曹司のデボス氏は資産家ぞろいのトランプ政権メンバーでも一番の「大金持ち」。無駄とも取られかねない警備を依頼するなど、その言動はとかく批判を浴びがちだ。

 ホワイトハウスが公表した資産を基にニューヨーク・タイムズが試算したところによると、デボス氏の資産総額は最低でも約5億8000万ドル(635億円)。多く見積もれば、最大15億ドルに達する。2位以下は、長女イバンカさんの夫クシュナー大統領上級顧問、ロス商務長官と続く。トランプ氏やペンス副大統領の資産は非公開だった。

 デボス氏は指名承認公聴会で、教育制度に関する基本的な質問に答えられず、学校への銃持ち込みの是非を問われ「ヒグマの襲撃に備えて必要かもしれない」と珍回答。上院の票は50対50に割れ、議長を兼ねるペンス副大統領の賛成票で辛うじて承認されて就任した。(共同)