Wednesday, April 12, 2017 5:44 PM

金正男氏殺害事件を移管 起訴の女2被告

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、実行犯として殺人罪で起訴された女2人の審理を高裁に移す手続きが13日、クアラルンプール近郊の地裁で行われる。

 2人はベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(28)とインドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(25)。マレーシアの法律では、計画的犯行などによる殺人罪で有罪になれば死刑が適用されるため、重大事件として高裁で審理される。

 起訴状によると、2人は2月13日、逃走中の4容疑者と共謀し、クアラルンプール国際空港の出発ロビーで北朝鮮国籍の男性を殺害したとしている。マレーシア警察によると、正男氏の遺体から猛毒の神経剤VXが検出された。(共同)