Thursday, April 13, 2017 11:13 AM

森友、診断書改ざん疑い 徹底的に調べると市長

 学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)が運営する塚本幼稚園(同)が、障害などで特別な支援が必要な園児の受け入れに伴い支給される補助金申請の際、園児の診断書の一部を改ざんした疑いがあることが13日、分かった。保護者が同日、市から資料開示を受け、医師の氏名が異なっていると証言した。吉村洋文市長は「保護者から偽造との申告もある。徹底的に調べる」と述べた。

 一方、大阪府は同日、学園代理人弁護士の事務所で、塚本幼稚園の補助金不正受給疑惑に関する2度目の調査を実施。補助金の算定根拠となり法令上、保管義務を負う職員の源泉徴収票について、学園側は保管していないと回答した。診断書改ざん疑惑について「法人として再精査してほしい」と要請。学園側は「やります」と答えた。

 診断書改ざんの疑いがある補助金は、身体障害や知的障害、ぜんそくなどの病気のため特別な配慮が必要な園児を受け入れるケースに支給される。府は同幼稚園に年間1人当たり78万4000円、市も36万円を交付。申請には、診断書や障害者手帳の原本か写し、保護者の同意が必要となる。(共同)