Thursday, April 13, 2017 11:15 AM

ホワイトハウスも家族経営 イバンカ夫妻の発言力拡大

 就任83日目(DAY83)のトランプ大統領は12日、久々の記者会見に臨み、シリア攻撃について繰り返し問われた。攻撃決断に導いたと伝えられる長女イバンカさん(35)の支持率は、12日公表の世論調査で政権スタッフトップ。長女の存在感拡大に伴い、政権も不動産事業と同様に“家族経営”の色合いが濃くなってきた。

 イバンカさんはトランプ氏と最初の妻との間の第2子。10代でモデルを経験し、父と同じ大学を卒業後に兄や弟と共に父の不動産業に参加。自身のブランドも持つ実業家だ。政権発足後、役職がないまま会合に出席していたが、批判を受け3月末に無報酬の顧問として正式に政権入りを表明した。

 今月上旬に中国の習近平国家主席が訪米した際には、中国語を学ばせてきた長女アラベラちゃん(5)が習氏夫妻に中国の歌や漢詩を披露。ニューヨーク・タイムズによると、中国でのイバンカさん人気は絶大で「女神」と呼ばれ、米中友好に一役買った。(共同)