Thursday, April 13, 2017 11:19 AM

細野氏が代表代行辞任へ 改憲巡り「考え方に違い」

 民進党の細野豪志代表代行は13日、国会内で野田佳彦幹事長と会談し、代表代行の辞任届を提出した。安倍政権下での憲法改正に慎重な蓮舫執行部との「考え方の違い」を理由に挙げた。離党は否定した。辞任は14日の執行役員会で認められる見通しだ。

 長島昭久元防衛副大臣が離党届を提出した直後となるだけに、党内の混乱に拍車が掛かるのは必至。次期衆院選や7月の東京都議選に向け、蓮舫代表が求心力を保てるかが焦点となる。

 会談後、細野氏は記者団に対し、野党4党の次期衆院選の共通見解に「安倍政権下の憲法改悪に反対」という文言が明記されたことを指摘し「執行部は改正に消極的だ。執行部にとどまるべきではない」と述べた。「憲法は提案型政党としてやっていくために極めて大事なので、非常に残念だ」とも強調した。(共同)