Monday, April 17, 2017 10:38 AM

ペンス氏、非武装地帯へ 同盟強調で北朝鮮けん制

 韓国訪問中のペンス米副大統領は17日、南北の軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)付近の米軍基地に到着した。DMZ視察に向かうとみられる。韓国と北朝鮮がにらみ合う現場で強固な米韓同盟をアピールし、前日に弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮を強くけん制する狙い。

 ペンス氏は在韓米軍幹部と面会し、ミサイル発射を巡る状況について説明を受けた。トランプ政権は軍事的選択肢も排除せずに北朝鮮政策を見直すとしており、ペンス氏は今後の対処策を協議した可能性がある。

 ペンス氏は17日午後、韓国の黄教安大統領代行と会談する。韓国防衛への決意を改めて表明するとともに、北朝鮮の脅威に対処する上での緊密な連携を確認する考え。日米韓は北朝鮮が6回目の核実験など新たな軍事挑発に出る恐れもあるとみて、警戒を強めている。(共同)