Monday, April 17, 2017 10:39 AM

元台北市議が犯行認める 日本人技師像破壊事件

 台湾南部の烏山頭ダムで16日、日本統治時代にダム建設を主導した日本人技師、八田與一氏(1886〜1942年)の銅像が壊されているのが見つかった事件で、中国との統一を主張する政党の党員で元台北市議の男性(59)が17日、台北市警察当局に対し犯行を認めた。台湾メディアが伝えた。

 男性は17日、自分のフェイスブックに「私がやった」などと書き込んだ。その後、台北市内の警察署に出頭、犯行を認めた。一部メディアは男性が14日に女性と2人で現場に行き、頭部を切り取ったと報じた。

 動機は明らかになっていないが、台湾では最近、国民党の最高指導者だった蒋介石の銅像の頭部が急進独立派により切り取られる事件が発生。独立派は一般に親日傾向があり、独立派への報復だった可能性がある。(共同)