Monday, April 17, 2017 10:40 AM

朴前大統領を収賄罪で起訴 贈賄側のロッテ会長も

 韓国検察は17日、サムスングループとロッテグループからそれぞれ巨額の賄賂を受け取ったとの収賄罪などで前大統領、朴槿恵容疑者(65)を起訴した。また、朴被告に対する贈賄罪で、ロッテグループの重光昭夫(韓国名・辛東彬)会長(62)を在宅起訴し、朴被告の親友、崔順実被告(60)の国政介入発覚に端を発した一連の事件捜査を終えた。

 朴被告が起訴された内容は計18件に及び、賄賂の額はサムスンの拠出約束分と韓国財閥3位のSKグループへの要求額まで加えれば約592億ウォン(約56億円)に達する。韓国で大統領経験者の逮捕・起訴は1995年の盧泰愚氏、全斗煥氏以来で3人目。

 朴被告の起訴内容は(1)崔被告と共謀したサムスンからの約298億ウォンの収賄(2)ロッテからの約70億ウォンの収賄(3)SKへの賄賂要求ーのほか、複数の大企業に資金拠出を要求し計約774億ウォンを受け取った強要や職権乱用など。(共同)