Monday, April 17, 2017 10:41 AM

北朝鮮挑発には「懲罰」 米「力試すな」と警告

 韓国訪問中のペンス米副大統領は17日、ソウルで黄教安大統領代行と会談した。共同記者会見で、米軍による最近のシリアやアフガニスタンへの攻撃に触れ「北朝鮮はトランプ大統領の決意や米軍の力を試すべきではない」と警告、「核の傘」を含む拡大抑止力による韓国防衛を確約した。米韓は北朝鮮の新たな軍事挑発に「強力な懲罰的措置」で臨む方針で一致した。

 ペンス氏は、北朝鮮の核阻止へ中国が影響力を行使しなければ「米国は同盟国と対処する」と述べ、中国に行動を促した。問題の平和的解決を目指す考えを強調しながらも、軍事行動の可能性をちらつかせ、北朝鮮に最大限の圧力をかけるトランプ政権の戦略を鮮明にした。

 会談に先立ち、ペンス氏は南北の軍事境界線がある板門店で非武装地帯(DMZ)を視察。韓国と北朝鮮がにらみ合う現場で「米韓同盟は揺るがない」と語り、強固な同盟関係を誇示した。(共同)