Monday, April 17, 2017 5:42 PM

米国債保有、日本が5カ月連続トップ 2月の国際資本統計

 米財務省が17日発表した国際資本統計によると、2月末時点の米国債の国別保有額で、日本が5カ月連続で首位となった。中国は人民元の急落防止のために外貨準備を取り崩してドル売り元買いの為替介入を実施し、2016年10、11月に米国債の保有額を大きく減らした。日本は16年10月末の米国債保有額で、中国を抜いて15年2月以来の首位になった。

 中国の保有残高は前月比86億ドル増の1兆597億ドル。日本は126億ドル増の1兆1151億ドルだった。

 対米証券取引に伴う資本移動は海外投資家から見て193億ドルの買い越しとなり、2カ月連続で米国への資本流入を示した。(共同)