Tuesday, April 18, 2017 10:26 AM

新規選考大会で2人を決定 五輪マラソンで明確基準

 日本陸連は18日、2020年東京五輪のマラソン代表選考で、19年9月以降に開く選考大会「グランドチャンピオン(GC)レース」で男女各2人を選出することを柱とした新方式を発表した。同日の臨時理事会で決定した。残る1枠は、19年秋から20年春までの男女各3大会「ファイナルチャレンジ」の記録最上位を原則的に選ぶ。

 異なるレースの成績を比較した従来の方式から大きく転換し、条件を明確にした。過去には物議を醸した選考もあり、尾県貢専務理事は「(GCレースで)2人は自動的に決まり、非常に透明化されている」と強調。GCレースの開催地については「東京五輪のコースを今の時点では想定しているが(東京都や警察と)慎重に協議を進めたい」と話した。

 GCレースの出場資格は、今夏から19年春までの国内主要大会で日本陸連が定めたタイムや順位をクリアした選手や今夏の世界選手権の入賞者、18年アジア大会のメダリストらが得る。GCレースに向かう過程でより高いレベルの記録を出した選手は優遇する。(共同)