Tuesday, April 18, 2017 10:26 AM

本拠地にロビンソン氏銅像 ドジャース、デビュー70年を記念

 大リーグ初の黒人選手、故ジャッキー・ロビンソン氏がデビューしてから15日で70年となり、所属していたドジャースはその功績をたたえ、ロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアム内に記念の銅像を建てた。

 ロビンソン氏はカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)出身の内野手で、黒人の「ニグロリーグ」でプレーしていた。1947年にブルックリン・ドジャース(当時)でメジャー初出場。脅迫や嫌がらせを受けながら1年目に新人王と盗塁王に輝くなど、通算1518安打を放った。現在の球団共同オーナーで、プロバスケットボールNBAで殿堂入りしたマジック・ジョンソン氏は「彼こそ歴史上の英雄。いくら称賛しても足りない」と力説する。

 銅像は本盗を試みてスライディングする姿で、制作した彫刻家のブランリー・カデット氏は「本盗はスリリングでダイナミックなプレー。ロビンソン氏の生きざまと重なる」と説明。台座には「他人に影響を与えない人生に価値はない」との本人の言葉が刻まれている。息子のデービッド・ロビンソン氏は「野球が社会に変革を促した。父の苦闘を多くの人に思い出してほしい」と願いを込めた。(共同)