Tuesday, April 18, 2017 10:28 AM

安保政策への制約回避 対北朝鮮でトランプ政権

 トランプ政権が17日、北朝鮮を軍事攻撃する判断の基準となる「レッドライン(越えてはならない一線)」を明確に示さない方針を打ち出したのは、シリア攻撃のレッドラインを巡ってオバマ前大統領が厳しく批判されたことを念頭に、安全保障政策で不必要な制約を回避するためだ。

 トランプ政権は北朝鮮に核放棄を迫るため「最大限の圧力」で臨む方針。レッドラインを設けず軍事圧力を加え、北朝鮮の動きを封じたい考えとみられる。

 トランプ大統領は17日、FOXニュースのインタビューでオバマ氏は北朝鮮に「負けた」と批判し、「私は何をしようとしているか、何を考えているかを明かさない。他の政権とは違う」と強調した。(共同)