Wednesday, April 19, 2017 10:21 AM

ゲノム編集に国際賞 都内で授賞式、暗号技術も

 科学技術の進歩に貢献した研究者をたたえる日本国際賞の授賞式が19日、東京都内で開かれ、ゲノム(全遺伝情報)を自由に編集できる技術を開発したカリフォルニア大バークリー校のジェニファー・ダウドナ教授(53)や、暗号技術の開発者ら海外の3氏に賞が贈られた。式には天皇、皇后両陛下が出席された。

 他の2人は、ダウドナ氏と共同受賞となるマックス・プランク感染生物学研究所(ドイツ)のエマニュエル・シャルパンティエ所長(48)と、RSA暗号技術を開発した、ワイツマン科学研究所(イスラエル)のアディ・シャミア教授(64)。

 ダウドナ氏は受賞について「細菌のすばらしい力のおかげ」とし、基礎科学による研究成果が評価されたことに喜びを表した。(共同)